伝統産業の町からお届け
伝統の技で、ファッショナブルでワクワクすることをお届けする♡
「キャラグッズは子どもが持つもの」
「私が持つのは幼いかな?」
「小さい頃はもっていたけど、今はまったく、、、」 

そんな大人の女性に向けて、キャラクターグッズを1300年の受け継がれる伝統技で作りました。人気のキャラクターを桐生市の織物職人がタテ糸とヨコ糸で表したり、刺繍職人が一針一針繊細な糸使いで描いたりして、ラブリーだけど甘すぎない大人のグッズが完成しました。

ローズプードルは伝統工芸をおしゃれに、可愛く、楽しくお伝えし、日本の伝統産業を次代に繋げていくブランドです。

桐生織・シナモロール
桐生織物の製造
絹糸
ボビンに巻かれた絹糸。タテ糸やヨコ糸につかわれます。
桐生織ではこのような予め染まっている糸を使用し、タテ糸とヨコ糸の組み合わせで色や柄の変化を表現します。
ローズプードルのハンカチの表生地はタテ糸に世界最高品質であるブラジル産6Aの絹糸を使用し、ヨコ糸は80番手の極細の綿糸を2本撚り合わせて使用しており、細番手の糸使いにより微細な柄行きも美しく再現が可能になります。
整経機
ボビンに巻かれたタテ糸一本一本を集結して、整経機(せいけいき)にかけます。タテ糸の色は単色で白や黒、グレー、紺、エンジ、水色、ピンクなどがありますが、一般的に使用する色は無彩色の白か黒です。白のタテ糸は明度の高い配色の織物、黒のタテ糸は明度の低い配色の織物で使い分けます。
ローズプードルのハンカチでは白のタテ糸を使用しており、ヨコ糸にメインの色を使用してカラーバリエーションを行っております。
整経機
整経機の大きなドラムにタテ糸を巻き取り、織機に掛ける準備をします。 ジャカード織りはタテ糸とヨコ糸が交差する点で色柄を表すため、美しい柄の表現には糸の太さや密度が重要になります。
タテ糸とヨコ糸の組み合わせ方は職人の感性と経験によって設計され、そのノウハウは長い歴史をもつ織物産地の背景で培われております。
織機
整経機で作られたタテ糸をジャカード織機にかけヨコ糸を打ち込んで生地が織られてまいります。
ジャガード織機とタテ糸はつながっており、機械の指示により自動的にタテ糸が一本一本上下に開口したところにヨコ糸が打ち込まれるため、複雑な紋様が表現出来ます。
桐生では江戸時代までタテ糸の開口とヨコ糸を打ち込んいく作業を人力で行ってましたが、フランス人発明家のジャカールによって考案した織機(ジャガード機)をいち早く日本に導入し、世界に先駆けたことからジャカード織り=桐生織として有名になりました。
織機
織物工場内の様子。近代設備によって管理された生産体制をとっております。
縫製作業
桐生市は織物以外にも、レース、ニット、縫製、刺繍、染色、プリントなどの加工業も盛んで、国内、海外の数多くのブランドの加工を請け負っており、ハイレベルな仕上がりに揺るぎない信頼を構築してます。
ローズプードルのハンカチの刺繍や縫製も桐生市内で行っております。生地の裁断、刺繍、縫製など熟練した職人の細かい気配りによって、素材の美しさを引き立たせる仕上げが施されます。
桐生織7つの技法

「桐生織」の7つの技法は昭和52年に通商産業大臣(現・経済産業大臣)から指定を受けており、伝統的工芸品として技術の継承を行っております。 これらは江戸時代までに使われていた技術または技法で、今でも産地にその技術または技法が伝えられつくられている製品の技法となります。桐生市の地場産業である繊維産業の源泉はここから来ています。 ローズプードルの製品は緯錦織り(よこにしきおり)の技術を応用した織物で作られております。

1.お召織り(おめしおり)

お召織り(おめしおり)
八丁撚糸機と呼ばれる独特の撚り機で強く撚ったヨコ糸を織り込むことで凸凹の表面(しぼ)が現れ、上品な風合いが特徴的な織物。江戸時代、徳川家で愛用され将軍様がお召しになることからお召しと呼ばれた。

2.緯錦織り(よこにしきおり)

緯錦織り(よこにしきおり)
予め染めておいたタテ糸とヨコ糸をジャカード機で織り、ヨコ糸で紋様を表した織物。

3.経錦織り(たてにしきおり)

経錦織り(たてにしきおり)
予め染めておいたタテ糸とヨコ糸をジャカード機で織り、タテ糸で紋様を表した織物。

4.風通織り(ふうつうおり)

風通織り(ふうつうおり)
タテ糸、ヨコ糸を2色以上使用して、生地の表裏の色が反転したリバーシブルの紋織物。

5.浮経織り(うきたており)

浮経織り(うきたており)
紋様部分の糸を浮かせ織り、刺繍のように見える紋織物。

6.経絣紋織り(たてかすりもんおり)

経絣紋織り(たてかすりもんおり)
タテ糸を板締め、型紙捺染などで染めて絣(かすり)にし、ヨコ糸で紋様を表した織物。

7.綟り織り(もじりおり)

綟り織り(もじりおり)
からみ織りとも呼ばれ、ジャカード機と変わり筬にてヨコ糸を2本のタテ糸で絡めて織ったメッシュ状の紋織物。
桐生織物産地の歴史
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ローズプードルは群馬県の東部に位置する桐生市で生まれました。桐生市は1300年の歴史をもつ織物をはじめとした繊維産業が盛んな街です。桐生市の伝統産業である桐生織物の歴史をご紹介します。

桐生織物年表

714(和銅7) 「あしぎぬ」を朝廷に献上(続日本紀より)
1333(元弘3) 新田義貞の軍旗に仁田山紬を使用
1548(天文17) 13代将軍足利義輝の侍女から仁田山紬・生絹等の注文書が出される
1590(天正18) 桐生領より徳川家康に旗絹を献上
1600(慶長5) 関ヶ原合戦の折、桐生領54ケ村より徳川方に旗絹2,410疋を献上
1738(元文3) 西陣の織物師中村弥兵衛・井筒屋吉兵衛が空引き装置を備えた高機技術を伝える
1744(延享元) 西陣の機屋仲間が桐生の新規紋織物の差し止めを幕府に請願
1783(天明3) 岩瀬吉兵衛が水車動力の八丁撚糸機を考案する
1838(天保9) 金子善衛門、縞縮緬を造り将軍家斉に献上する
これから「お召」の名が生まれる
1864(元治元) 小野里喜左衛門ハンカチを輸出
1875(明治8) 桐生では絹綿交織物が最も多く生産される
1886(明治19) 佐羽喜六が外国製ジャカード・ピアノマシンを輸入する
1891(明治24) 日本織物会社の水力発電により県内初の電灯が灯る
1937(昭和12) 桐生織物の生産額、人絹織物の隆盛で最大の産額を記録
1955(昭和30) 婦人服地の生産始まる
1973(昭和48) ウィーン万博に出品する
1977(昭和52) 「桐生織」伝統的工芸品に指定
2014(平成26) 続日本記への記載の年から1300年